歯周病から歯を守るために

歯周病は虫歯と同じく細菌による感染症です。
歯を支える周囲の組織が破壊される病気で、2005年に8020推進財団のおこなった調査では歯を失う原因のNo1となっています。

生活習慣病の側面も大きく、お口のケアを怠ったり食生活の乱れ、ストレスなどが引き金となって悪化します。

歯周病は早期発見・早期治療が重要です。
歯がグラグラする・・・
歯を磨くと出血する・・・
などの症状のある方は“かなり進行した歯周病”の可能性が高いため、
できるだけ早めに当院までご連絡ください。
歯周病と全身疾患の関係
虫歯菌や歯周病菌はさまざまな疾患の要因になることがあり問題視されています。
健康な口腔環境を維持することは、これらの疾患を予防するためにも大切なことです。
糖尿病 |
心血管疾患、内臓疾患、網膜症や神経障害などの合併症 |
呼吸器系疾患 |
COPD(慢性閉塞性肺疾患)による急性憎悪や誤嚥性肺炎 |
心血管疾患 |
心筋梗塞・脳梗塞、動脈硬化症、感染性心内膜炎(細菌性心内膜炎) |
内臓疾患 |
腎臓や肝臓の機能低下、胃潰瘍などの内蔵腫瘍 |
早産 |
低体重児出産のリスクUP |
歯周基本検査で歯ぐきの健康状態をチェック

歯周病で歯を失う方は一般的に30代を過ぎてから増え始めます。
歯や歯ぐきの健康状態を知っておくことは日頃の口腔ケアにも役立ちます。

当院では初診時や定期健診時に以下のような歯周基本検査をおこない、歯ぐきの健康状態をわかりやすくお伝えしています。
問診 歯周ポケット深度測定 歯の動揺度検査 レントゲン検査
歯周基本治療で大切な歯を守ります

“プラークコントロール”という言葉をご存知ですか?
テレビCMなどでもお馴染みの言葉になりつつありますが、プラークとは歯垢、つまり細菌の塊です。定義が若干異なりますがバイオフィルムとも言います。
歯周病の原因である細菌はプラーク中に潜んでいるためプラークを除去して清潔な環境にすることは歯周病予防になります。
これがプラークコントロールの考え方です。

歯周基本治療はプラークコントロールが中心の治療です。
医院においても自宅においてもプラークコントロールを徹底すれば歯周病を治すことができます。
当院では口腔内の衛生環境を整えるために以下の歯周基本治療をおこなっております。
スケーリング(歯面クリーニング) |
ルートプレーニング(歯根面クリーニング) |
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応急処置(重度歯周病で初診時) |
不良補綴物の交換 |
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不良修復物の治療 |
咬合機能の回復処置 |
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歯周ポケットの殺菌・洗浄 |
TBI(ブラッシング指導) |
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噛み癖の改善指導 |
生活習慣の改善指導 |
重度歯周病の方の歯周外科治療
歯周基本治療によって歯周病が改善の方向に向かっても、下がった歯肉は改善されませんし、深くなった歯周ポケットも容易に改善されるものではありません。
さらなる改善をお望みの方や歯を長期間残したいとお考えの方には歯周外科治療をおこないます。また、歯周病が改善しても歯周ポケットが深いと再発リスクが高いため歯周外科手術をおこなうことがあります。
歯周ポケット掻爬(そうは)術 |
フラップ手術(歯肉剥離掻爬手術) |
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歯周組織再生療法 |
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噛む力のコントロール

歯を支える歯周組織を維持するためには、かみ合わせの力のコントロールが大切です。

特に寝ている間の歯ぎしりや、昼間の無意識のかみしめは、非常に負担が多く歯周組織を破壊するといわれています。

当院では、強い歯ぎしりをしている方に、マウスピースを入れることをお勧めしています。
歯周治療後の定期メインテナンス
ある意味でこれが一番大切です。
歯周治療によって歯周病が改善しても、100%元通りになったわけではありません。
治療後の状態を維持するためには、定期的なメインテナンスが不可欠です。
メインテナンスの間隔は1か月から6か月の間で、お口の中の状態や、ご本人のご都合を検討して決めています。
定期メインテナンスでは以下の治療を基本に患者様の健康をお守りします。
歯周ポケットの検査 |
PMTC ※予防歯科を参照 |
歯石除去 |
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薬液での洗浄 |
薬の注入 |
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